【コンサルタントが教える】コンサルへの転職対策とコンサルの生活

 
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TDer
新卒で外資系総合コンサルファームに入社し、日系総合コンサルファームに転職。年収は200万円アップを実現。やりたい仕事と年収アップ、両方ともを実現する転職方法について公開。

こんにちは、現役コンサルタントのTDerです。私、TDerは外資系総合コンサルティングファームに入社し、日系総合コンサルティングファームに転職・年収200万円アップを実現してきました。

 

この記事に訪れたということは、あなたはコンサルティングファームへの転職やコンサルタントの一日についてこんなことに疑問や悩みをお持ちではないですか?

 

「コンサルティングファームに転職したいけど、未経験者って採用しているの?」

「そもそも転職に成功するためにどういう対策をとればいいかわからないよ!」

「転職に後悔したくないし、コンサルタントがどんな一日を過ごすのか気になる。。。」

 

確かに、コンサルティングファームで働いたことがない人にとって、プロファームでの採用情報や転職に向けた対策、コンサルタントの実際の生活とか全然わからないですよね笑

 

また、コンサルティングファームへの転職の対策やコンサルタントの一日についていろいろ調べても、現役コンサルタントが書いている記事があまりないので、「本当にこの対策で受かるの?」「コンサルタントって本当にこんな一日過ごすの?」とお困りの方も多いのではないでしょうか?

 

そんな方に向けて今回は、コンサルティングファームへ転職する上での前提情報や対策方法、そしてコンサルタントの一日、コンサルティングファームに転職した方が後悔するポイントについてご紹介する記事を執筆しました。

 

この記事では現役コンサルタントが教える、コンサルティングファームに転職する上で知っておくべきことに関することを解説します。

 

もう「コンサル 転職」などと検索する必要がなくなるぐらいコンサルティングファームについて詳しくなれちゃいますよ!

 

少し長い記事になってしまいましたが、「この記事を読めばコンサルティングファームの転職成功に近づく」「この記事を読めばコンサルタントになっても後悔しない」と思ってお付き合いいただければと思います!

 

それでは参ります!

 

ロバート・ウォルターズ

 

未経験者でも受かる!コンサルティングファームへの転職成功の対策


「これからコンサルティングファームへの転職活動を始めるけど、実際転職に成功するためにどのような対策をする必要があるだろう」

「そもそもコンサルティングファームって未経験者でも入社することができるの?」

と思う方も多いのではないでしょうか?

 

コンサルタントがどのような仕事かざっくりしたイメージは想像できるけど具体的にどんな対策をすべきなのか詳細まで思い浮かばないですよね。

 

今回はコンサルティングファームへの転職における「前提情報」や具体的な「対策方法」についてご紹介します。

 

イメージ通りかもしれませんが、具体的な対策方法を知らないとコンサルティングファームを受けてみたもののまったく面接が通らない状況に陥ってしまいます。

 

せっかく時間をかけて職務経歴書や志望動機書を書いたのに一次面接ですべてのファームに落ちてしまうかもしれません。

 

知って対策するだけでアドバンテージになるので、これからコンサルティングファームへ転職することを考えている方は、しっかり転職における前提情報や対策について学んでおくことが大事になりますね。

 

憧れのコンサルティングファームで働くにはぜひ知っておくべき情報ですので、学び頑張って対策しましょう!

 

コンサルティングファームへの転職するための前提知識

まずはコンサルティングファームへ転職する際の前提知識についてご紹介します。

コンサル未経験者がコンサルティングファームへの転職活動の際に特に疑問に思うポイントがあるんです。

特に疑問に思うポイントが多い「未経験者で転職成功車の前職の職業は何か」「未経験者は何歳までに転職すべきか」「未経験者の採用を行っているのか」についてご紹介していきます!
この記事を読むだけで転職活動前に疑問に思うポイントを解消できますのでぜひ読んでみてください!

 

未経験者の中で前職は何が多い?

未経験者の方でコンサルタントとして入社される方は多数いらっしゃいますが、具体的に特定のバックグラウンド(前職)の方がいらっしゃるわけではございません。ベンチャー企業に勤められていた方、SIerとして働いていた方、メーカー、商社、金融機関、国家公務員など様々です。弁護士・会計士のような士業の方、なんなら医師も転職しコンサルティングファームに来られる方がいます。

 

また、職種としても経営企画や営業、IT部門、マーケット部門など様々なバックグラウンドをもつ方々がコンサルティングファームに転職されています。

 

基本的に未経験であれば前職が何か・職種が何か、という点が採用においてプラスにもマイナスにも働かない業界ですので、前職が何であれ気兼ねなく受けてみる価値はあると思います。

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未経験者は何歳までに転職するべき?

コンサル未経験者の方でコンサルティングファームに転職した方々の平均年齢は20代中盤から30歳程度ぐらいです。最近は第二新卒を採用するファームも増えており、徐々に平均年齢は下がってきているように感じております。

コンサルティングファームで未経験者を採用するということはポテンシャル採用の側面が強く、なかなか30代後半から40代で転職することは難しいと言われています。

 

ただし、M&Aや新規事業部門で働いていたなど、特定のプロジェクト経験が豊富だったり、ファーム側でも重点的に集中したい領域のスペシャリストだったりするなど、ファームと親和性が高い場合には40代でも転職に成功する可能性はあると思います。
(例えば、BCGがデジタル領域に拡大しようと考えた際に、戦略コンサルタントとしての経験がない、総合ファームのコンサルタントが多くBCGに転職したとのことです)

 

一部の例外はあるものの、基本的には早め早めに転職活動はしておいたほうがいいので、コンサルティングファームへの転職をお考えの方はエージェントに早めに相談いただければと考えます。

 

そもそも未経験者の採用をしているの?

ここまで読んでくださった方はご認識があるかもしれないですが、コンサルティングファームは未経験者の採用も実施しております。私の以前のプロジェクトでもコンサル未経験の方が半数以上を占めることもありぐらい、コンサルティングファームにおける未経験者の割合は大きいです。

 

そもそも、コンサルティングファームへ新卒から入るのはハードルが高いこともあり、コンサル経験者の数は少ないです。

 

ここ数年コンサルティングファームの知名度が上がってきており、コンサルティング市場も飛躍的に拡大、プロジェクトの数も多くなってきておりますので、各社とも人手不足の状態が続いております。そのため、コンサルティングファームは積極的に中途採用を実施し、未経験者の採用人数が増えているのが実情です。

 

採用枠数も昔と比べて増えてきておりますので、内定をいただける確率もあがっています。景気悪化が叫ばれておりますが、各ファーム人手不足で苦しんでおりますので、まだまだこの採用熱は続くと見られております。

 

未経験者の方々にとって、今がコンサルタントになる絶好の機会ではないかと考えます。

パソナキャリア

 

コンサルティングファーム転職に向けた対策

採用枠は増えてきているとはいえ、全くの対策をしなければコンサルへの転職は難しいです。プロフェッショナルファームでは所属するコンサルタントのレベルを下げてしまうとクライアント企業に価値を出せないため、採用枠を増やしているとはいえ、一定のレベルは保とうと筆記試験や面接でフィルタリングしています。

 

筆記試験や面接の難易度はその他企業と比べて高く、全く対策をしなければ早々に落ちてしまい、コンサル転職を成し遂げることができません。

 

私の知り合いで東大を卒業した方がなんの対策もせずコンサルティングファームを受けたところ、ケース面接に全く対応できず、一次試験で落ちてしまうこともありました。

読者の皆さんには、この記事を読んでいただきしっかり対策していきましょう!

 

面接ではどのようなことを聞かれるポイントは?

前述したとおり、未経験者のコンサルタント採用については各ファームとも「ポテンシャル採用」を行っています。転職希望者がコンサルティングファームに入社し、活躍できるのか、クライアント企業の経営課題を問題解決できるのか、を判断するために面接しており、所謂「論理的思考力(ロジカルシンキング)」「コミュニケーション能力」が基準を満たしているのか厳しい目で見ております。

具体的に聞かれる質問としては、大きく以下の3つのパターンに分かれます。

1.なぜ転職するのか?

2.なぜコンサルタントになりたいのか?

3.コンサルティングファームに入って具体的に何をやりたいのか?

 

面接で聞かれた際はシンプルにつまることなく面接官に伝えられるよう事前に回答を考えておくようにしましょう。
事前準備が非常に大事になります。

 

具体的に必要な資格は何?

具体的に必要な資格やスキルは特段ございません。MBA採用などもございますが、決してマストで必要な資格ではなく、持っていると魅力的に映る程度です。もちろん医師や公認会計士、税理士、弁護士など希少な資格を持っているコンサルタントは自分が専門とする領域において知見を有するため、優遇はされますが、その資格がないとコンサルティングファームに入れないわけではありません。

 

資格以上に論理的思考力やコミュニケーション能力、計算能力がなければコンサルティングファームから内定をもらうことは難しいでしょう。

 

スキルとして英語力を求めるファームと求めないファームがあり、英語ができればグローバル案件に優先的にアサインされるなど、ご自身のキャリアとして幅が広がるため習得しておいたほうが後々有効だと思います。

 

転職成功に向けた具体的な対策方法は?

前述の通り、論理的思考力やコミュニケーション能力、計算能力が筆記試験や面接を通じて図られているため、各能力を伸ばすための対策を実施する必要があります。
市販の書籍もございますし、オンラインで擬似面接をやってくれるサービスなどもございますので、事前に対策を進めていきましょう。

メールでお問い合わせいただければ、有料ではございますが私の方で擬似面接させていただくことも可能ですので、ぜひ本番の面接前に受けて対策をしてみてください。

 

 

 

ロバート・ウォルターズ

 

気になる!コンサルタントの一日

「コンサルティングファームで働くことに憧れがあるけど、コンサルタントは実際にどのような一日を過ごしているのだろう」
「漠然としたコンサルタントの過ごし方は想像できるけど、具体的にどのような一日を過ごすのか前もって知っておき、後悔なく転職したいな」
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

コンサルタントがどのような一日を過ごすのかざっくりとしたイメージは想像できるけど、具体的にどのようなタイムスケジュールで過ごしているのかは思い浮かばないですよね。

これから戦略コンサルタント・業務コンサルタント・ITコンサルタントの一日をご紹介いたしますので、しっかり学んでおきましょう!

知っているだけでこれから入社する人にとっても、転職活動を実施する人にとっても心構えをした上でこれからの生活を進められると思います!

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戦略コンサルタントの一日

午前8時00分 起床
今日はクライアントとのミーティングやパートナーのレビューがないためこの位の時間に起床。

 

午前9時30分 オフィス到着

オフィスに到着したが、コンサルタントの出勤はまばら。価値を出していれば、特に始業時間・終業時間に決まりはない。昨日退勤後に送られてきたメールを確認しつつ、今日のToDo事項を洗い出し、先んじてプロジェクトリーダーの時間を押さえレビューに備える。

レビューでは、17時からエキスパートインタビューがあるためインタビューでのヒアリング事項の確認と本プロジェクトにおける論点について議論する予定。

レビューに向けて準備をしつつ、アナリストに競合分析を依頼する。

 

午前11時30分 昼食
近くのカフェでお弁当を購入し、デスクでPCと向き合いながら昼食を済ます。
食べ過ぎると午後頭が回らなくなってしまうので、炭水化物は取りすぎないように調整。
今日は忙しいから一人で昼食をとるが、明日は特段ミーティングの予定がないため、プロジェクトメンバーと外でご飯を食べることとしよう。

 

午後3時00分 プロジェクトリーダーのレビューと論点の議論

午前中に作成していたインタビューのヒアリング事項をプロジェクトリーダーに確認いただき、競合他社に関する深堀りのヒアリング事項を追加するよう調整することに。論点についてはたたき台として持っていったものが概ね合意したため、結論の仮設についてブレストを実施した。

大きなブレがなかったため、比較的今日は早く帰れそうだ。

 

午後5時00分 エキスパートインタビュー

事前にアポを取っていた海外のエキスパートと電話会議を実施。入社当初はまったくできなかった英語でのインタビューも、ようやく一人だけでも回せるほど英語力がついてきた。示唆に富んだ内容をお聞きできたので、ヒアリング内容をベースにインタビューのサマリシートを作成する。

 

午後8時00分 成果物の作成完了・チーム内連携
エキスパートインタビューの結果サマリや論点スライドの作成が完了したため、チーム内に資料を連携し、確認を依頼。
自分の抱えるタスクはすべて完了したため、今日は帰ることとする。

 

業務コンサルタントの一日

午前7時30分 起床
クライアント先に常駐しているため、絶対に遅刻はできない、、
かつ、毎日始業時間から朝会を開催しており、毎朝アジェンダを作成しているため、遅くとも始業時間の15分前にはPCを開いてタスクを進めなければ。

 

午前9時30分 朝会開始

クライアントのプロジェクトメンバーがすべて揃ったため、朝会を開催。進捗状況や課題を確認しつつ、依頼事項について展開。

進捗状況をみると、少しテコ入れが必要な箇所があるため、会議後にフォローアップする。

 

午前11時00分 資料作成
午後のクライアントの課長とのミーティングに向けて合意したい内容を前提情報とともにスライドにまとめ、資料を作成。課長との認識のギャップを埋め、うまく巻き込んで対応することで今後の対応負荷も変わってくる。資料の作成が完了したため、マネージャーにスライドの確認依頼を投げる。

 

午後12時00分 昼食
ちょうど手が空いたため、手の空いているメンバーと外へ昼食に出発。クライアント先に常駐していることもあり、本社とはまた違ったお店で昼食を食べられることが楽しみでもある。

今日はクライアント先近くの定食屋さんで昼食を食べた。

 

午後3時00分 クライアント先課長とのミーティング
午前中に作成していた資料にマネージャーからいただいた指摘を反映させ、クライアント先の課長とのミーティングに臨む。前提から説明し目線合わせをしたおかげで、こちらの依頼事項もうまく理解してもらえ進捗しそうだ。別の依頼をいただいたが、軽微なものなので引き続きプロジェクトを推進できるよう規定整備などを実施する。

 

午後5時00分 業務プロセスと工数削減量の可視化
クライアントのサービスにつき、業務プロセスを可視化し、どのプロセスが削減可能か、また削減することでどの程度インパクトがあるのか、計算し内部でディスカッションを実施。
定量的に示すことでクライアントも理解しやすいため、数字にはこだわって計算していく。

 

午後7時30分 帰宅
クライアントの定時は18時のため、オフィスの人はまばらになっていた。対応事項は基本的にすべて終わったし今日のところは帰ることにしよう。たまたまオフィスに残っていたクライアントメンバーと食事を行くことに。
親睦を深めるいい機会だ。

 

ITコンサルタントの一日

午前7時00分 起床

クライアントと朝9時からミーティングをすることを踏まえ、早めに起床。WBSや課題管理票を更新するために会社には早めに行こう。

 

午前9時00分 朝会

クライアントと要件定義をしていく上でビジネスへの確認事項を議論。一部資料の更新の必要あり。

 

午前11時00分 RFP資料の作成

要件の確認をしながらRFP資料の作成を実施。ベンダーを選定するために過去のRFP資料も参考にしながら、今回の導入する基幹システムの特徴を反映していく。今回はベンダーも含め、詳細の検討を進めていく予定のため、RFPの内容を基本的な内容とし、ベンダー選定後、詳細の見積もりをしていく想定。

 

午後12時30分 昼食
クライアントの社食で昼食。コンサルティングファームには社食なんてものはないため、新鮮。
安いし美味しいため事業会社の魅力のうちの一つだなとしみじみ感じる。

 

午後1時30分 ビジネス側とのミーティング

ビジネス部門とミーティングを実施。朝会で議論したシステム部門としての確認事項をぶつけ、議論を深める。議事メモをとりつつ、会議を進行し、会議後スムーズに決定事項とToDo事項を会議参加者に連携。

 

午後3時00分 RFP資料のレビュー

クライアントと作成していたRFP資料のレビューを実施。完成度は10%程度だが、方向性や今回作成するRFP資料の論点を確認。追加で記載してほしいと言われた項目が増えたため、該当の箇所は新規で作成することとする。

 

午後8時00分 帰宅
クライアントから言われたRFPの新規項目を作成し、今日は帰宅。明日朝イチでクライアントに確認していただき、先に進めていく。

パソナキャリア

 

入社前に知っておこう!コンサルタントに転職して後悔する人の特徴

コンサルタントはとても魅力的な職業である一方で、中途入社される方の中で一定数、転職して公開される方がいるのも事実です。先輩コンサルタントがどのような点でコンサル転職に後悔するのかあらかじめ知っておくことで、ご自身のキャリアにつき後悔のない選択をできるようにしておきましょう。

 

転職してから後悔しても後戻りはできません。すべての転職が100%幸せに感じることはないかとは思いますが、入社前に認識齟齬がないよう進めることはとても大事です。

 

それでは先輩コンサルタントたちがコンサルに転職して後悔してきたポイントをご紹介いたします!

 

Officeツールの操作がおぼつかない、かつ0から学ぶ姿勢がない

コンサルタントは財務分析の実施やWBSの作成などをExcelで対応したり、プレゼンテーションのためのスライドをPowerPointで作成するなど、Officeツールを業務の大半で使用いたします。

 

前職でほとんどOfficeツールを使ってこなかった方は入社当初かなり苦労するかと思います。最低限、Excelの関数やピボットの使い方を知っておいたりしつつ、入社してからプロジェクトで使用しているフォーマットを真似し身につけていくことが重要です。

 

未経験からコンサルに転職される方は前職での実績や自分のスキルに自負があるかと思いますが、コンサルタントでの仕事は事業会社の仕事とは別物と考える必要があります。
日々の仕事のスピード感や、Officeツールの使い方など事業会社と大きく異なります。

 

自分より若いコンサルタントに指導されるのは辛く感じるかもしれないですが、「0から学ばないといけない」と何事も吸収する姿勢で取り組むことで後々の伸び代が変わってきます。

クライアントに貢献することを念頭にキャッチアップしていく気持ちで取り組んでいきましょう。

 

戦略への憧れから、戦略以外のことをやりたがらない

戦略ファームへの転職を希望していた人が陥りやすい後悔ポイントですが、全社戦略や事業戦略など、クライアント企業の戦略に関する業務しかイメージしていない中途入社の方が時たまいらっしゃいます。

 

いざ入社し、プロジェクトにアサインされた際に戦略ファームでもリサーチプロジェクトや戦略策定後の実行フェーズのプロジェクトで業務改善チックな仕事をしたりするなど、「こんなはずではなかった」と感じることもあるかと思います。

 

クライアントの中で議論を活発化し、意見の対立をまとめていく合意形成的な立ち回りをしていくこともコンサルタントの仕事としては含まれておりますが、なかなか外部の人には見えないかもしれないですね。

 

コンサルタントの業務は意外と泥臭い業務も多々ありますので、憧れはいだきつつも、今まで挙げた仕事があることを念頭においておくべきですね。

 

英語が読めない/聞けない/書けない/話せない

事業会社ではとても評価されるTOEIC800点以上。実際に実務を英語で行う場合にまったく役に立たない、なんて思うこともあるかもしれません。

 

コンサルティングファームの仕事では海外エキスパートへのインタビューや海外オフィスとのミーティングがあり、英語を実務レベルで求められます。

グローバルな案件も多く、日系の事業会社と比べて帰国子女や海外大学卒の方が多いのも特徴です。

 

事業会社にいるときは評価されていたTOEICもコンサルティングファームではほとんど評価されません。

英語を実務レベルで使えるようになるのは非常に大変ですが、使えないと仕事の幅がせまくなるため業務後英会話学校に通うなど対策は必須です。

 

前職の経歴を過大評価している

コンサルティングファームに転職される方はもともとの会社でもエースの方が多いでしょう。実績は十分、前職の業種領域の知識は完璧!と過大評価される方がよくいらっしゃいます。

「自分はクライアントと十分対峙し、価値を出すことができる!」と自負してプロジェクトにアサインされても、全く貢献できず挫折する方が一定数いらっしゃいます。

 

コンサルティングファームに未経験で入社される方は、事業会社の経験は長くて10年程度でしょう。

一方でクライアントとして対峙する方々は部長や役員などの経営層が多いです。

その業界で20年~30年も過ごされてきた方が大半ですので、業務知識だけでは太刀打ちできません。

 

さらに自社の新卒からコンサルティングファームに入社した方は業務知識が乏しいはずなのに、並々ならぬキャッチアップ能力で、自分が10年間積み上げてきた業務知識と台頭のように見えるほどクライアントとの議論で積極的に貢献している光景を目にします。

 

コンサルタントとしての実務能力はまだしも自分の専門領域の知識でも打ち勝てないことがわかるとどのように生き残っていくべきかわからなくなるかもしれません。

 

これからコンサルティングファームに転職される方は謙虚に学び続ける姿勢で入社されることをオススメいたします。

 

上司の年齢を気にしてしまう

30代前半で未経験でコンサルティングファームに入社した方の場合、前職で管理職だった方でもジュニアクラスで入社することになります。

同年代で新卒からコンサルティングファームに入社した方で、早い方だとシニアマネージャー/プリンシパルクラスに昇進されている方もいらっしゃいます。

自分より年下のプロジェクトリーダーのもと分析や資料作成をするなんてことも多々あります。

 

コンサルティングファームは職位も年齢も関係なくフラットな環境のため、早め早めに慣れていくべきかと思います。

 

入社当初はプロジェクトの足手まといになるかもしれませんが、一歩ずつ謙虚にキャッチアップしていくしかありません。

 

クライアントに対して敬意の念を持って対応できない

新卒からコンサルティングファームにいると考えられませんが、「事業会社よりコンサルに勤めている自分のほうが偉い」と思い込んでいる方がコンサルへの転職希望者がいらっしゃいます。

 

クライアントに対し上から目線で会話してもコミュニケーションはうまくいかず、聞きたい情報も聞き出せなかったり、プロジェクトの推進できない、なんてことも聞きます。

 

そもそもコンサルタントはクライアント企業からのフィーで売上を上げています。

つまりクライアントがお金を払ってもらわなければ企業活動ができないのです。

それなのにクライアントに対し上から目線で話すことは勘違いも甚だしいですよね。

 

ちゃんとクライアントとコミュニケーションできなければ、メンバーチェンジを求められたり、悪い評価が付けられアベイラブル基幹が長くなったりするなど負のスパイラルに陥ってしまいます。

ロバート・ウォルターズ

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