本を読んでマーケティングを学ぼう① 〜売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則〜
みなさんお久しぶりです! TDerです!
なかなか更新できておらず大変申し訳ございません、、、
今回は夏休みも終わりに差し掛かっておりますが、タイトルにある通りTDerがこの夏に読んだ本たちの
読書感想文を書いていきたいと思っております!
今回はこれ!
「売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則」
(アル・ライズ/ジャック・トラウト共著 東急エージェンシー)
業務関連でマーケティングについて勉強する必要があり、上記をまず手に取ったので
こちらの感想を書いていきたいと考えております。
▪️本の内容について
タイトルにある通り、マーケティングを22の法則で表しております。
1.「一番手の法則」
一番手になることは、ベターであることに優る
-他に優れていることよりも、先頭を切ることの方が大切。
2.「カテゴリーの法則」
あるカテゴリーで一番手になれない場合には、一番手になれる新しいカテゴリーを作れ
3.「心の法則」
市場に最初に参入するより、顧客の心の中に最初に入る方がベターである
4.「知覚の法則」
マーケティングとは商品の戦いではなく、知覚の戦いである
5.「集中の法則」
マーケティングにおける最も強力なコンセプトは、見込客の心の中にただ一つの言葉を植え付けることである
6.「独占の法則」
二つの会社が顧客の中に同じ言葉を植え付けることはできない
7.「梯子の法則」
採用すべき戦略は、あなたが梯子のどの段にいるかによって決まる
8.「二極分化の法則」
長期的に見れば、あらゆる市場は二頭の馬の競争になる
9.「対立の法則」
ナンバーツーの座を狙っているときの戦略は、ナンバーワンの在り方によって決まる
-ナンバーツーとして揺るぎない座を占めるブランドは、臆病であってはならない
10.「分割の法則」
時の経過とともに、一つのカテゴリーは分割し、二つ以上のカテゴリーに分かれていく
11.「遠近関係の法則」
マーケティングの効果は、長い期間を経てから現れる
12.「製品ライン拡張の法則」
ブランドの権威を拡げたいという抗しがたい圧力が存在する
13.「犠牲の法則」
何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない
14.「属性の法則」
あらゆる属性には、それとは正反対の、優れた属性があるものだ
15.「正直の法則」
あなたが自分のネガティブな面を認めたら、顧客はあなたにポジティブな評価を与えてくれるだろう
16.「一撃の法則」
各々の状況においては、ただ一つの動きが重大な結果を生むのである
-顧客に刺さるアイデアやコンセプトを見つけ出すためには、
マーケティングマネジャーたちが、市場でどんなことが起こっているかを知っていなくてはならない
17.「予測不能の法則」
自分で競合相手のプランを作成したのでない限り、あなたが将来を予測することはできない
-予測不能な世界に対処する一つの方法は、あなたの組織内に考えうる限りの柔軟性を植え込んでおくことである
18.「成功の法則」
成功はしばしば傲慢につながり、傲慢は失敗につながる
19.「失敗の法則」
失敗は予期することもできるし、また受け入れることもできる
20.「パブリシティの法則」
実態は、マスコミに現れる姿とは逆である場合が多い
21.「成長促進の法則」
成功するマーケティング計画は、一時的流行現象(ファッド)の上に築かれるのではない。トレンドの上に築かれるのだ
22.「財源の法則」
しかるべき資金がなければ、せっかくのアイデアも宝の持ち腐れとなる
22の法則と扉ページの言葉(一部本文)を書き出してみたんですが、意外と22個って多いですねw
▪️本の要約
要約すると、
・競合よりも先にカテゴリを作り一番手になれ、かつ顧客の心にリーチしろ。
そのために良いアイデアは金を使って早く市場に出せ。
・間違っても3番手以降になるな。その場合は一番手になれる新しいカテゴリーを作れ。
・一番手として有力なブランドを所有していても、そのブランド名を用いて他の製品を投下すべきでない。
・2番手の場合は1番手の動き方次第だが、1番手のコンセプトを踏まえ牽制できる施策をしろ。
・マーケティングを担う人は市場で起きていることを理解しておけ。
アメリカの著名な会社のマーケティング施策を例に挙げながら詳細を説明されているので、
イメージしやすく、読みやすい印象でした。
事例として挙がっていたのは大企業のマーケティング施策ばかりでしたが、自分でスモールビジネスを実施する場合も
参考になることが多いと思いました。
▪️得られた示唆
上記から得られた示唆は、
・ビジネスを始める際はプロダクトの品質は高めつつも完璧を求めるのではなく、
いち早く市場に投下し顧客の声をもとに進化させていくべき
・できる限り後追いでプロダクトを投下するのではなく、市場を細分化し
自分が勝てる市場を作り出すことが重要
・市場で2番手である場合は、プロダクトのネガティブな部分を認めつつ、
1番手と正反対の優れた属性を全面に押し出していくことが重要
良い示唆を得られたので同じくアル・ライズが著者として参画している
「ブランディング22の法則」(アル・ライズ/ローラ・ライズ共著 東急エージェンシー)も非常に楽しみですね。
(今日の作品はこちら↓)
次回も作品の要約と得られた示唆を書き上げていきたいと思います。
以上、TDerでした。