本を読んでマーケティングを学ぼう④ 〜ブランディングの科学〜

2019/10/04
 
ブランディングの科学
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TDer
新卒で外資系総合コンサルファームに入社し、日系総合コンサルファームに転職。年収は200万円アップを実現。やりたい仕事と年収アップ、両方ともを実現する転職方法について公開。

みなさんこんにちは! TDerです!

 

今日はマーケティングの中でも特に、ブランディングについて特化して記載された「ブランディングの科学」という本のご紹介をさせていただきます!

 

 

この本のポジショニングが非常に面白くて、巷に溢れているマーケティングの教科書に載っている内容、特にSTP理論が綺麗事であると主張するなどバッサリ切り捨てており、逆にいわゆる”教科書”では推奨されないマスマーケティングを推奨しております。

 

もちろんデータをもとにSTP理論がイケていない理由を語りつつ、マスマーケティングを実践すべきであることを説いているので空論を述べているわけではないことは読者であればわかる内容になっております。

 

それでは実際に内容を見ていきましょう!



 

本の内容

この本では先ほど述べたとおり、データをもとにSTP理論がイケていない理由を述べ、さらに一般的なマーケティングの本では記載されていない、11の法則を説明しております。

 

さすがマーケティングで最も有名だと言っても過言ではない、STP理論を真っ向から反対するだけあって豊富なデータをもとに説明しております。

マーケティングという職業柄、Factなしで述べないという態度の現れなのかなと勝手に感じましたw

 

11の法則の中には20:80の割合で有名なパレートの法則の誤りもデータをもとに指摘しております。

どこがどう誤っているのか気になる方はぜひ内容をお読みいただき、確認していただければと思います!

ちなみに私は読んでなるほど〜!って思いました。

データがあると説得力がかなり違いますね。

 

本の内容の中で特に印象に残っているのは、既存顧客のキープの方が新規顧客の獲得よりも困難である、という点です。

一般的に既存顧客は自社・自社商品のファンであるケースが多く、中々離れることはないと考えられがちですが、この考えを否定するために顧客離反率と顧客獲得率を事例を踏まえ説明されておりました。

 

上記以外にもヘビーユーザーではなくライトユーザーを重要視すべき理由なども記載されていたり、今までマーケティング業界で信じられがちだった”神話”をバッサリ否定しています。

今までと違った視点でマーケティングというものを見ることができるので、よりマーケターとして深みを持ちたい方には特にオススメする本です!

 

最後に

この本の内容に直接的に関連はしませんが、この本から得た学びが2つあります。

 

  1. 盲目的に業界で信じられている”神話”を信じるべきではない
  2. 他者の理論を否定する場合はデータ・Factと合わせて否定すべき

 

特に2は自分の戒めとしても心に秘めておくべきだなーと思います。

 

マーケティングに携わる方で、違った視点を得たい人はぜひ「ブランディングの科学」をお読みください!

 



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